10周年を振り返る…4

おはようございます🤗

おかげさまで「もうすぐ10周年🍀」

勝手に感謝祭開催中の居酒屋しろうです🍻

まずは業務連絡から☝️

本日から、土曜日の営業は、

14時スタートになりますので、

のんびり起きて整えましたら、

居酒屋しろうの昼飲みスタート

って方、お待ちしてます🍶

鶴舞公園を散歩して、

1杯呑んで…ってのも乙な休日になるのかな。

さあて、

ホテル時代に触った海老の数なんて、

毎日4,000~5,000本は最低でもあったかな。

殻を剥く、背ワタを取るなど、

一般的な居酒屋の料理人と比べたら、

余裕で勝てますってくらい叩き込まれました。

親方が1秒あれば海老の殻を剥いてしまうんです。

右手の親指で頭から腹を抑え、

左手の人差し指で、背中から尾っぽに向かって

空気を入れるようにするんです。

「長谷川!海老なんて2秒かかったら遅いぞ!」

マンツーマンで指導いただきました。

氷を当てて作業するので、

多い時は、手の感覚なんかありませんでした。

ホテルの仕込みで大変な時期と言えば、

クリスマスディナーショーでした。

先輩方は、何も伝えてくれてませんでした。

ある日の作業が26時に打ち切りとなった。

親方が

「みんな何時に来る?」

先輩方は

「5時にはやります。」

親方

「長谷川タクシーで帰れ。」

「はい!ありがとうございます!」

実は僕、事態を飲み込めてないんです。

先輩方は、フランス語で書かれたメニューを見て、

自分たちの部署の仕込みがどれくらいあるか

分かるんです。

僕は、何が何やらさっぱりわからない。

コース料理の名前を見るだけで、

メイン料理の仕込みと

付け合わせの野菜がどれくらい必要なのか

僕には分からなかった。

朝5時に仕事を始めた。

オマール海老がきちんと朝5時に届いた。

「なにこれ?夢なの?」

ってくらいのオマール海老が届いた。

茹でてオマール海老の腕を取り…

バンドソーという

チェーンソーがグルグル回るような機械で

オマール海老を縦に切っていく。

送り手と向かい手の阿吽の呼吸で渡さないと、

本人たちの指が吹き飛ぶ。

海老もチェーンに吸い込まれて吹き飛んでしまう。

親方が自らやって、

先輩たちが集中を切らさないでやっていく。

身を取り出し、殻ができたら、

僕は殻をひたすら洗う係だった。

オマール海老の殻を洗うだけでも

14時になっていた。

他のことは先輩達が進めていた。

こんなことが1週間続く仕事場でした。

クリスマスディナーショーが終わっても、

今日も26時?明日は5時?

って、もうトラウマに近い、

しどろもどろな僕が居ました。

そんな僕でも役に立つことがひとつ

ありました。

魚が触れることでした。

幼い頃から母親の在所である

尾鷲の漁の手伝いをしたり、

魚釣りをしたりしたことでした。

魚を触ると手に怪我をする。

背びれが刺さったり、

皮やウロコが厚めでカサカサしていると

それだけで手を傷つけてしまう。

それに慣れているから、

鯛などのウロコを取るには最適な人間だ!

と親方が判断したからです。

これは入社してすぐに親方が気付きました。

1日に200尾ほどの真鯛が届いた日。

「長谷川ー!ウロコ取れ~!」

の声に、仕込みの部署の空気が張り詰めた。

休憩時間や仕事終わりに、

諸先輩が親方に話しているのが聞こえた。

「入って間もない人間が魚をさわって良いのでしょうか?」

「長谷川は魚に免疫がある。多少の毒では手が腫れたりしない。」

これは野球で言うと、

9回の裏、ツーアウト満塁。

バッター長谷川

そんな場面でしょうか?

通常ホテルコックになると、

2~3年経たないと、魚を触らせてもらえない。

その前にお肉のカット作業などが下積みになるとか。

それを4月入社で、4月から触らせてもらえた。

周りの先輩方の心配の声を、親方が黙らせた。

これはやるしかない!

左手に軍手、右手にウロコ取り。

オリャー!

って、ウロコを取りまくる。

「刺さっても平気だー!」

と心で叫びながら、必死な小僧を理解してか、

親方が、

「長谷川ー!もっとスピード上げて良いんだぞ。」

と厳しい声ながら、優しく盛り上げてくれた。

こうして親方に気に入ってもらえて、

初年度の夏季休暇は、

親方家族と尾鷲へ旅行することになった。

僕の両親にも協力してもらった。

夏季休暇が終わって、仕事に戻ると、

ホテル内で歩いていると、

僕の周りの景色が変わっていた。

ホテルの売り上げの8割が料理で、

婚礼や宴会がその部分を占める。

親方たちは一般のコックと違う色のズボンを履いていて、料理部門でない方たちは、

必ずお辞儀をして、通路を歩く風習があった。

1年目の僕は歩くより走るが多かったが、

知らない部署の知らない先輩たちが、

僕に向かってお辞儀をするようになっていた。

リネンという洗濯の部門へ

毎日あれこれと必要なものを交換に行くのですが、

リネンのおばさま方が何人か寄ってきた。

「長谷川くんって、あの方と旅行行った人だよね?」

「はい、行きました。」

「初年度で親方とプライベートで旅行って、

 物凄いことなんだよ。」

僕はあんぽんたんだから、理解をしっかりとしていなかった。

ホテル中で噂になってると聞いた。

ある日、仕事が終わり、先輩とご飯を食べに行く際、

先輩がシャワーを浴びるのをベンチに座り待っていた。

サービスの制服を着た知らない先輩に、

「親方さんの付き人さんですよね?」

と聞かれた。

「そんな恐ろしい位置に、まだ居られないです。」

と応えた。

それでも親方は、可愛がってくれた。

魚のウロコ取り、海老の下処理、

野菜などは、誰よりも早くなってやろうと

桜木花道のリバウンド王への道

のように、ひたすら頑張った。

その年の暮れに、ひとつ先輩に

「長谷川ええな~。俺なんて触らせてもらえなかったぞ。」

社会に出ると、虫が好き

〇〇が好きみたいに、

オタクみたいな突起した趣味などで、

先輩や取引先に気に入ってもらえて、

仕事が入るようなことがある。

僕は母親が生まれた故郷が、

自分を支えてくれることになった。

だから尾鷲が大好きなのである。

さてさて、

居酒屋しろうの10月は、

今のところ、

本当に本当に皆さまのおかげで、

なんとか…のところを歩いています。

来週からご予約が木曜日以外が

寂しくなっております。

ここを越えたくて、越えたくて、

必死になって毎日やっております。

緩やかな右肩上がりが、本当に大切なんです。

本日は、さらに王道な

ブリの照り焼きに挑みます。

相変わらず掲載写真を撮り忘れてしまうほど

営業中は集中してるんです😨

それでは、皆さん、本日も、

お待ちしてまーす♪

~居酒屋しろうのさくっとお知らせ~

⭕️土曜日の営業時間を変更します⭕️

14:00 オープン

21:00 食事ラストオーダー

21:30 ドリンクラストオーダー

22:00 閉店

🔵居酒屋しろうをぶっ壊せ!🔵

~おかげさまで10周年勝手に感謝祭~

◎11月の末日まで

コース+飲み放題の

飲み放題メニューが…

⚪︎焼酎.梅酒など➡︎メニュー単品700円までの銘柄が全て追加♪

⚪︎日本酒➡︎金花水、美丈夫、えにし、九頭龍、醴泉

の5本立て♪

(仕入れが追いつかない場合は欠品となりますので、

ご了承ください🙇‍♂️)

🟢店休日🟢

•10月は、

毎週日曜日です。

※11月以降のお席がいっぱいの日は、

12/2(土)、12/22(金)です🙇‍♂️

🟣短期アルバイトスタッフさん募集🟣

•12月中、単日でも良いので、空いてる日に助けていただける方、募集します。

お気軽にご連絡ください。

🟤10月からのインボイス制度について🟤

•居酒屋しろうは、

インボイス制度登録済みです。

🟠営業時間🟠

•22時閉店

21:00食事L.O

21:30ドリンクL.O

となっております🙇‍♂️

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