こんにちは(^o^)
居酒屋しろうの大将のしろうです。
本日は、お仕事の順番を決める簡単なやり方を、お伝えします。
僕が初めて就職したホテルで、親方から教えていただいた言葉「重要性と緊急性」です。
仕事をする際に、何から手をつけて良いのか分からない。
そんなことがある時は、まずは「重要性」と「緊急性」を天秤にかけます。
今日中にできていれば良い仕事は、今日中に出来れば良いです。
ただ、ここでミスしたら、手直しが必要になります。
そんな際、今日の仕事の最後に回したら…間に合わなかったとならないようにしなければなりません。
僕が生きてきたのは、料理の世界ですから、まずはホテルの仕込みの部署でのことです。
1日の始まりは魚から始まります。
魚は鮮度が大切ですから、朝一に仕入れたものを、すぐにさばいていきます。
まずは、鱗取りから。頭を落とし、3枚下ろし。
こんな感じで仕事を進めていくと、天然の魚は、決まった大きさのものが必ず入荷できる訳ではないので、魚が足りない!ってなった時に追加ができます。
このように、緊急性があるのかどうか、確かめながら仕込みをしていくと、魚の後は、お肉、その後は野菜といった順に仕事ができました。
特に野菜は、魚と違って、余分に仕入れておけるものなので、仕込みを後回しにしても、不足することはなかったからです。
次に、今の居酒屋のようなスタイルだと、自分で買い出しから始まります。
買い出しが終わってから、お店に戻ると、こちらはお魚からではなく、煮物からスタートします。
個人の居酒屋の場合は、魚は仕入れた量がさばけたら完売となります。
なので、煮物を仕込んで、コトコトと煮込んでいる間に、魚を仕込みます。
これを逆にやると、お店の営業時間に来られたお客様に煮物をご注文いただいても、まだ煮えてない!ってことがなくなります。
例えばですが、これらを進めていく最中に、急なご予約が入った!とか、誰かが指を切る、なにかをぶちまけてしまうなど、トラブルが起きた場合は、当然、「緊急性」が天秤としては重くなるので、そちらを優先させたりします。
このように「重要性と緊急性」のバランスによって仕事を進めていくうちに、瞬時に判断できるようになります。
これが経験というものです。
親方には、まだまだたくさんのことを学びましたので、また機会があれば、次回以降でお話いたします。